夢をよく見る人=睡眠の質が悪いってホント?|睡眠の新常識 #2



今回も睡眠にまつわる情報を調べてみました!
前回の記事はこちら

11月後半になり、寒さで寝付きが悪くなってきたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事を参考にして、ぜひ快適な眠りを手に入れてくださいね。


■エアコンをつけっぱなしで寝ると体に悪い

→答えは「✕」温度管理ができるからつけっぱなしがオススメ!



安眠には快適な室温を保つことが重要。夏であれば27~28度の高めの温度に、冬は布団をかけてちょうどいいくらいに設定して、つけたままにするとのほうがおすすめです。また、エアコンの風が直接体に当たらないように調節しましょう。

冬は乾燥にも要注意。室内の湿度が常に40〜60%になるように加湿しておくとよいですね。

ちなみに、冬はエアコンを付けていなくても乾燥を避けられない季節。乾燥を恐れてエアコンを付けず、寒さを我慢するのはやめましょう。

今年の冬はエアコンを付けて、加湿器で湿度を調整した状態で眠ってみてください。


■寝るときは真っ暗な方が良い

→答えは「◯」寝る前からリビングなどを薄暗くするとさらによいです!



睡眠学者の柳沢正史氏によると、質の良い睡眠をとるためには寝室の環境を整えることが重要なんだそうです。その中の一つが部屋を暗くすること。

日本の家は明るすぎるので、これが特に大事なんだとか。リビングやお風呂場など寝る前にいる場所の電気は暗めにして過ごすのが良いといいます。

自宅の照明にON/OFFしか無いという場合は、調光器(照明の明るさを調節する為の装置)を取り付けたり間接照明を置いてその光で過ごしたりする方法もありますよ。


■夢をよく見る人は、睡眠の質が悪い

→答えは「✕」夢を見ない人は覚えていないだけ!


私もてっきり「夢を見る=眠りが浅い」と思っていたのですが、そうではないようです。

人は、夢をレム睡眠の間に見ています。そして、このレム睡眠はノンレム睡眠と比較して浅い眠りだと言われています。簡単に言うと、夢を見ている=レム睡眠が長い=浅い眠りが続いているという理論で「夢を見る=眠りが浅い」というのが常識になっていたのです。

しかし睡眠学者の柳沢正史氏によると、実はレム睡眠は少しの刺激があっても起きないくらいには深く、最近の研究では非常に重要な睡眠とさえ言われているのだそう。「レム睡眠の量が減ってしまうと、寿命も短くなる」という論文や「レム睡眠の量が減ると、認知症になりやすくなる」という論文も出ているそうです。

ほとんどの人はレム睡眠の間に鮮明な夢を見ていて、夢を見ていないと思っている人は夢を見たことを覚えていないだけの可能性が高いといいます。

また、夢は現実世界で起こり得ることの予行演習をしていて、ストレス耐性を高めているという学説も。しっかりと夢を見る人の方が、PTSDやトラウマのような状態からの回復が早いという研究結果もあるんです。

よく夢を見る方は、眠りが浅いのかな…と不安がらず、しっかり眠れているしストレス耐性も高められているんだ!と安心してくださいね。


今回も睡眠の新常識について調べてみました!
あまりよく眠れていないと感じている方は、ぜひ試してみてくださいね。



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